前歯の被せ物の違いについて

こんにちは☆

今日は前歯の被せ物についてお話していきます!

皆様、被せ物の種類についてどうしようか迷っていらっしゃる方はいませんか?保険の前歯と自費の前歯にどのような違いがあるのかをお話ししていきたいと思います♪

1、色調の違い

保険の前歯は金属の被せ物で前の見える部分だけプラスチックを貼り付けた被せ物になります。金属の色が見えないように不透明なプラスチックを中に塗っていて、透明感のない歯になりたす。またプラスチック自体が透明感の少ない材質なので、天然の歯の再現するのが難しくなります。それと比較してセラミックの歯は強度もあるので金属を使用する必要がありません。またセラミック自体透明感が出しやすい材質なので、天然の歯にかなり近い色調を再現することが可能です。

2、耐久性

保険のプラスチックの歯はすり減りやすい材質なので、強く噛み合わせる部分には使えません。また、プラスチックなので歯ブラシなどで強く磨きすぎるとすり減ってしまいます。セラミックの歯は金属よりも硬いと言われているので変形しにくく、強度もしっかりあります。

3、変色

プラスチックの歯は吸水する性質があり、時間が経つと劣化して黄ばみがでてきます。口の中は常に水分がある環境なのでプラスチックは劣化しやすい状態といえます。プラスチックと陶器のお皿で例えると、、、陶器のお皿はカレーの色がつきませんがプラスチックのお皿は黄ばみます。それと同じように、セラミックではプラスチックのように黄ばんだり、黒くなったりすることがありません。水分の多い口の中でも安定した材料なので変色せず綺麗な状態が長く維持できます。

4、清掃性

プラスチックの歯もセラミックも同じように見えても、大きく違います。顕微鏡でみると歯の表面はザラザラしているので細菌が付着しやすく清掃がしにくいです。セラミックの表面は滑沢で細菌が付着しにくく清掃もしやすいです。そのため、歯周病、虫歯になりにくい被せ物になります。

5、精度

保健では歯の型取りに寒天を使います。自費の歯の型取りではシリコンという材料を使って行います。保険の型取りが悪いわけではないのですが、自費の材料に比べると精度が劣ります。指の型取りで例えると、、、保険の型取りでは指の形が綺麗に取れます。自費の型取りでは指紋まで正確に取ることができます。この差が被せ物の際から虫歯の再発の差が出てきます。被せ物をやりかえる度に歯は少なからずダメージを受けます。やりかえる回数は減らすことが大切です。

6、金属アレルギー

保険の歯に使っている金銀パラジウム合金は金属アレルギーを起こす可能性があります。海外の国の中では口の中に使用することを法律で禁じている国もあります。金属アレルギーを懸念される方は金属を使っていないオールセラミック治療をオススメします。

どうでしょうか、、、?

自費の治療と保険の治療を費用だけで比較すると自費が高いと思われる方も多いと思いますが、やりかえる回数や、歯を失うリスクであったり、使用していく上での満足感であったり比較していくと長期的には保険の治療よりも費用対効果が高いと考えられます。被せ物をする際には自費でのクオリティの高い治療をお勧めします。