矯正で歯が動きやすい人はいるの?治療は延びてしまう原因とは

矯正で歯が動きやすい人はいるの?治療は延びてしまう原因とは

スケジュールの図

「矯正期間はどの位かかるの?」

矯正治療を検討している方は、どの程度治療期間がかかるか気になる方も多いのではないでしょうか。
矯正期間はお口の状態によって異なりますが、歯が動きやすい特徴や治療が延びてしまう原因があります。
矯正のポイントを抑えて、矯正治療期間が早く終わるようにしましょう。

そこで今回は、矯正で歯が動きやすい人と治療が延びてしまう原因について詳しくご紹介します。

  • 矯正で歯が動きやすい人

口呼吸や舌のくせがない

口呼吸
通常、鼻で呼吸する鼻呼吸が正しいのですが、口呼吸をしていると、口が開いたままになってしまい、頬や唇からの圧がかからずに歯並びが悪くなってしまいます。

そのため、矯正がスタートする前に改善することが望ましいですが、歯並びが悪いことで口が閉じにくく、口呼吸になっている場合もあります。
そうすると、矯正で適切な力をかけて歯並びを整えていてもスムーズに動かないことがあります。

舌の正しい位置は上顎のポコッと出ている部分です。
しかし、口を開けたまま口呼吸をしていると、舌の位置が下がってしまい、前歯を押してしまうことにつながってしまい、歯並びが悪くなる原因になってしまうことも。

口呼吸や舌のくせがない方はスムーズに歯を動かすことができるため、矯正がスタートする前に悪習癖を改善しておくことが大切です。

・成長中のお子さん

成長期

成長期のお子さんは、顎の骨がやわらかく、歯列を広げながら治療ができるなど成長を利用した矯正が可能です。

そのため、永久歯が生えてきたころから正しい位置に生えてくるように誘導すると、スムーズに矯正が進みやすくなります。

治療短縮につながる装置を使うこと

矯正装置は日々進化しており、矯正期間の短縮が期待できる装置もありますので、ご紹介します。

セルフライゲーションブラケット

セルフライゲーション装置と従来のブラケット装置

ワイヤー矯正のブラケットの1つでアルセルフライゲーションブラケットは、ブラケット装置にシャッターのような窓がついており、その中でワイヤーが柔軟に動くようになっています。

従来のワイヤー矯正は、ワイヤーとブラケットを細いワイヤーでとめていたのですが、摩擦が生じやすく、効率的に歯を動かせませんでした。

セルフライゲーションブラケットを使用すると、歯の動きを妨げないので、弱い力で効率的に歯を整えることができます

ワイヤーの着脱も簡単なので、月に1度の定期的な調整の時間も短縮することが可能です。

加速矯正補助装置

PBMヒーリングとオルソパルス

加速矯正装置は、マウスピース矯正に有効な方法で、お口の中に装置を加えて10分程度近赤外線の光を照射する方法です。

歯の周辺の組織に照射することで、細胞を活発化して、歯が動きやすくなります。

通常、1週間~10日程度でマウスピースを交換するのですが、加速矯正補助装置を使用することで、5~7日程度でマウスピースを交換することができます。

効果に個人差はありますが、治療期間を最大で3分の1程度に減らすことも可能です。

  • 治療が延びてしまう方とは

歯科医師の指示が守れていない

言うことを聞かない人

矯正期間中は、ゴムかけをしたり、マウスピース矯正の場合には20~22時間程度の装着をしたりすることが必要です。

ゴムかけには、その方向に矯正力をかける大切な役割があり、マウスピース矯正の場合には、決められた時間装着しないと治療計画通りに歯が動かない可能性があります。

矯正は、患者さまの協力が必要な治療です。

そのため、ゴムかけやマウスピースの装着時間をきちんと守れていないと、治療期間が延びてしまう可能性があります。

むし歯や歯周病になってしまう

虫歯

矯正期間中にむし歯や歯周病になってしまうと、矯正を中断して治療が必要になってしまいます。

ワイヤー矯正の場合には、装置を外して治療が必要になる場合もあります。

また、マウスピース矯正の場合に、むし歯の治療をするとマウスピースが合わなくなってしまうことも。

そのため、むし歯や歯周病にならないように、十分なセルフケアをすることが大切です。

特に、ワイヤー矯正の場合には装置の間に汚れが挟まりやすいので、「タフトブラシ」などで細かい汚れを除去しましょう。

マウスピース矯正の場合には、装置を装着する時にお口の中をきれいにしてから装着する必要があり、食事をした後そのまま装着し続けると、むし歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。

むし歯や歯周病になって、治療が中断しないように丁寧なセルフケアを行いましょう。

当院でも、患者さまのお口に合わせたセルフケア方法をご提案させていただきます。

【まとめ】

矯正は、成長途中で歯が柔軟に動くお子さんの時期からスタートすると、歯が動きやすくなります。

また、口呼吸や舌のくせなどの悪習癖がないことも大切です。

矯正がスタートする前に改善して、効率的に矯正治療をすすめましょう。

矯正治療を短縮するために、「加速矯正補助装置」など矯正期間の短縮ができるものもありますので、患者さまのご希望に応じてご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。

当院はJR下松駅から徒歩2分の所に医院がございます、関西は大阪梅田、京都市、和歌山市に分院があります。

当院のマウスピース矯正の症例数は年間900症例以上(※)あり、ブルーダイヤモンドプロバイダーを受賞しております。関西でインビザライン矯正をお探しの方は一度無料相談(相談検査費無料)にお越しください。

※2022年度グループ全体のマウスピース矯正症例数


治療内容
カスタムメイドで制作されたマウスピースを定期的に交換しながら少しずつ歯に適切な力をかけて歯並びを整えていく矯正治療です。
標準的な費用(自費)
矯正治療費、相談・検査・診断料 無料、調整料 無料
インビザライン(マウスピース治療)
198,000円〜855,800円(税込)
治療期間及び回数
症状によりますが、一般的に2年前後の治療期間となります。
通院回数は、治療段階によりますが、通常2〜3ヶ月に1回です。
副作用・リスク
装着時間が少ないと治療期間が長引く可能性があります。
他の矯正治療法と同様に、疼痛・歯根吸収・歯肉退縮の可能性や適切な保定をしないと治療後に後戻りすることがあります。
医薬品医療機器等法(薬機法)に関する記載事項
・インビザライン完成物は、日本国内において薬機法未承認の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
尚、インビザラインの材料自体は、日本の薬事認証を得ています。
・「インビザライン」は米国アライン・テクノロジー社の製品の商標であり、インビザリアン・ジャパン社から入手しています。
・日本国内においては、同様の医療機器が薬事認証を得ています。
・インビザライン・システムは、世界100カ国以上の国々で提供され、これまでに900万人を超える患者さまが治療を受けています。(2020年10月時点)